YG健康保険組合様 導入事例

利用者側にとってはスムーズな予約の実現、管理者側にとっては業務の生産性向上。
2つのメリットが、サービス導入のきっかけです。

被保険者数  約15,000名(2021年4月現在)
導入効果 ・事業者ごとに最適なサービスの設定が実現
・業務効率化・生産性の向上
・タイムリーな受診勧奨

YG健康保険組合 常務理事
市川 久浩様

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YG健康保険組合 事務長
來田 宣之様

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YG健康保険組合 健診担当
西坂 友利子様

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※役職名は取材当日時点のものです

医療機関との連携、管理者画面の個別設定、スピーディーな受診勧奨など
あらゆるサービス面で優位性を感じています。

――2019年度からネットワーク健康診断サービスを利用されていますが、どういった経緯で導入に至ったのでしょうか?

photo01來田 宣之さん(事務長)  「ヤフーを母体企業としたYG健康保険組合が設立されたのが2018年の4月。当時、全国約10か所の医療機関と、外部の健診サービスを利用せず、健保が直接契約をしていました。その為、約6,800人の被保険者の健診予約について個別に医療機関と調整を行い、かなりの工数がかかっていました。新たに全国規模に営業所を展開するPayPay株式会社などが当健保組合に加わることが決まり、個別で医療機関と契約するのは限界を感じ、一括して任せられる外部の健診サービスの導入検討を致しました。」

西坂 友利子さん(健診担当) 「全国各地の医療機関とやり取りをする必要が生じることとなりました。被保険者は9,000人になり、医療機関数も20を超えました。今年からはさらに被保険者が増えて1万5,000人規模になる見込みです。」

來田さん 「各医療機関に対する支払い業務の手間がかかること。何よりも、各医療機関から送られてくる健診結果のフォーマットがバラバラで、それを統一基準に直してからシステムに取り込むのに手数を要していました。ウェルネス・コミュニケーションズに委託するようになってから、健診予約や支払いに関する手間が軽減される上、健診結果についても医療機関によって異なるフォーマットを一元化してデータが納品されるので、私どもの作業負荷はかなり軽減されました。」

市川 久浩さん(常務理事) 「いくつかの業者からウェルネス・コミュニケーションズを選んだポイントは大きく2つあります。ひとつは、今お話した健保側の視点で、業務の生産性が上がりミスが少なくなること。もうひとつは、健診を予約する利用者側のメリットです。被保険者がストレスなく健診予約を行なえることが大事だと考えて、ネットワーク健診サービスを選びました。また、利用者の多くがスマートフォンを日常的に活用しているため、スマートフォンから予約サービスを利用できることは必須の条件でした。」

來田さん 「i-Wellnessの健診予約状況や健診結果を確認することができる管理者画面について、アクセス権限を事業所毎に付与でき、さらに事業所内での人事部門や健康管理部門のスタッフにそれぞれメニューレベルで個別にアクセスを管理することができる点は、複数事業所をかかえる健保組合が導入する際には、とても優位性があると思います。他の予約サービスも比較検討しましたが、ここまで作り込まれているサービスは他にはなかったと思います。」

西坂さん 「健診ポータルサイト<i-Wellness>には、個人ごとの健診予約状況が瞬時に反映されて、それを都度確認できるのが便利ですね。」

市川さん 「健診未予約者に対してどう対処するかは、事業主にとって大きな課題です。以前使っていた予約サービスは、予約状況の反映にタイムラグがありましたが、ウェルネス・コミュニケーションズのサービスに移行してからはリアルタイムで確認することができるようになりました。誰に対してアプローチすればいいかを都度確認できれば、受診勧奨のアクションをすぐに取ることができる。これは大きな利点です。利用者側も、すでに予約したのに『入れ違いで催促が来た』といったストレスからも解放されます。」

インターネットから24時間予約可能

iwellness Web・電話など、さまざまな予約方法をご用意しております。Webからなら、24時間いつでもご予約が可能です。予約・受診状況は、専用ポータルサイト「i-Wellness」からリアルタイムでご確認いただけます。
――サービス導入後、その他に大きな変化を感じたことはありますか?

photo02西坂さん 「被保険者の受診率はもともと100%を目指していたので導入によって高くなる余地はなかったのですが、被扶養者の健診については予約が取りやすくなったことで、受診率が格段にアップしたと思います。一般では、2~3割の受診率のようですが、私どもでは6割まで伸びています。」

來田さん 「被扶養者の健診案内に対して、初年度はWEBに掲載したPDFを見てFAXしてくださいという消極的かつアナログな案内でしたが、ウェルネス・コミュニケーションズと連携してからは、被扶養者全員に、ダイレクトメールで案内を送りインターネットと電話での予約受付可能となり、被扶養者の受診率向上につながったと感じています。」

西坂さん 「巡回健診と医療機関健診が同一の予約システムで申し込めることもよいですね。」

市川さん 「予約がスムーズになったことから、特に被扶養者の受診率が伸びています。健保としては、被扶養者に対しても病気の早期発見のために早期受診を促すことが大事な仕事だと考えています。」




とにかく手厚いフォローが魅力。当社の意見に対しても真摯に向き合ってくれます。
これからも互いに協力しながら、健康事業に関するさまざまなコンテンツを提供していきたい。

――御社からのアドバイスを活かして「予約機能」を改良したエピソードもあります。

來田さん 「当健保組合の加入事業所は、ヤフーをはじめインターネットサービスを提供しているので、被保険者である従業員から厳しい目線で使い勝手やフローについての意見、要望が沢山あがってきます。御社にとっては耳の痛い話もあるかもしれませんが、気付いたことは率直に意見をさせていただいております。
例えば、健診で「一般予約」という予約方法では、受診者が候補日を何日か選び、カスタマーサービスと調整の上受診日が決定するのですが、候補日を選ぶ画面からどの日が空いて、どの日が混雑しているのかが不明瞭でした。その為、利用者が候補日を選んでも『この日は混んでいて予約が取れない、では他の日は……』といったやり取りが発生する。こうしたラリーが増えるほど、利用者にはストレスがかかるものです。そこで、医療機関の混雑具合を予約画面に表示頂けないか提案させて頂きました。」

――結果、混雑具合をカレンダー上で可視化できるように改善しました。この新機能は、他の企業様からも大変評判がよく、当方も喜んでいます。

photo02市川さん 「私たちからのフィードバックでサービスの質が向上して他社にも還元されるというのは、理想的な流れですね。この例でも再認識しましたが、ウェルネス・コミュニケーションズは、私たちのパートナー会社として、とても信頼できる企業であると思います。」

混雑具合が三段階でわかる

iwellness 健診対象者の方から健診予約センターへ、ご希望の医療機関と受診希望日をお知らせいただきます。混雑具合もカレンダー上で表示。スムーズな予約を実現します。
――ありがとうございます。それでは最後に、今後当社に期待することをお聞かせください。

來田さん 「保健事業に関しては、当健保組合から被保険者に向けて、御社だけでなく、他社にもご協力いただいて、<健康増進サービス>や<健康ポータルサービス>といったコンテンツを提供しています。各パートナー会社は、僕らが目利きをした中でその分野の一番の方々です。できれば、各パートナーが活発に連携してより利便性が向上するなど発展いただければ、うれしいですね。」

市川さん 「利用者にとっての健康診断は年に一回のイベントです。一年365日の日常を過ごしてきた結果が、一年後の健康診断の結果に表れてくるわけです。一年に一回ですが、健康そのものに関しては毎日の生活習慣として向き合っていただきたい。それをどうすれば実現できるか、ウェルネス・コミュニケーションズと一緒にさまざまな施策を考えていけたら、今後もっと面白いことができるのではないかなと思っています。」

――本日は、ありがとうございました。

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